薬

妊娠初期・中期・後期に
飲んで良い薬、悪い薬

妊娠中の薬の使い方・服用法、妊娠初期にうっかり飲んでしまった際のリスクについて解説しています。妊娠中に飲んでもいい薬・飲んではいけない薬について、あらかじめ知っておきましょう。

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妊娠中(妊娠初期)の薬の服用についての正しい知識

妊娠中に服用した薬の成分は、血液を介してお腹の赤ちゃんにも移行します。妊娠が判明していない妊娠初期にうっかり薬を飲んでしまい、不安になる方も多いようです。しかし、一般的に妊娠初期(0~3週くらい)までは薬による影響はほとんどないとされています。お腹の赤ちゃんが順調に育っていれば、薬の影響はなかったと考えてよいでしょう。4週以降であっても、一般的な市販薬や処方薬を用法・容量を守って服用していたなら、心配する必要はほぼありません。

しかし、「影響がないなら薬を使っても大丈夫なのね」と思い込むのは間違いです。薬によるリスクがまったくないワケではないため、簡単に薬を使うのは絶対に避けましょう。妊娠中になんらかの事情で薬が必要なときは必ず医師に相談し、適切な薬を処方してもらうことが大切です。

妊娠中(妊娠初期)に飲んでもよい薬・飲んではいけない薬

妊娠中に飲んでもよい薬・飲んではいけない薬についてまとめました。正しく薬を選んで正しく使用すれば妊娠中でも問題はないと言われていますが、基本的には医師に相談してからの使用が原則となります。

【飲んでもよい薬】

アセトアミノフェン・イブプロフェン配合の頭痛薬

アセトアミノフェン・イブプロフェンは、母体や胎児に与える影響が少ない成分。比較的効果の弱いアセトアミノフェンは小児用の鎮痛剤としても使用されていますし、イブプロフェンには即効性があるので頭痛などの緩和に効果を発揮します。ただし、イブプロフェンは妊娠後期(32週以降)の妊婦には禁忌薬となるので要注意。

抗アレルギー薬

花粉症や鼻炎などのアレルギー症状を緩和する、アレグラ・ポララミン錠・小青竜湯などは妊婦さんにも処方されている薬。長年の処方実績を持ち安全性が確認されているため、正しい用法・容量を守れば問題ありません。

マグネシウム製剤

マグミット錠・マグラックスなどのマグネシウム製剤は、産婦人科でよく処方される便秘改善薬。胃の調子がよくない方にも処方されます。主成分である酸化マグネシウムは体内で必要な分しか吸収されないので、胎児への影響が出にくいのが特徴です。

【飲んではいけない薬】

アスピリン・ロキソニン配合の頭痛薬

アスピリン(アセチルサリチル酸)が配合された頭痛薬は、1~15週の妊娠初期に服用してはいけません。この成分を大量に摂取すると、胎児の催奇性・出血・出産予定日の超過などリスクが高まります。ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)も妊婦には厳禁。病院で処方されるポンタール・モービック・セレコックスなどの鎮痛剤もNGなので、自己判断で使用しないようにしましょう。

抗生物質

微生物・最近の増殖を抑える抗生物質ですが、注意すべき成分があります。アミノグリコシド系(胎児の聴覚に影響)・テトラサイクリン系(胎児の肝機能に影響)・キノロン系(胎児の骨格形成に影響)などは妊娠中の服用はNG。これらの抗生物質が産婦人科で処方されることはないので、産婦人科で処方された抗生物質については安全と言えるでしょう。

センナ・アローゼン配合の便秘薬

便秘の解消に効果があるとされるセンナですが、これには下剤成分であるセンノシドが含まれており、子宮を収縮させる恐れがあります。ミネラルや水分も奪われてしまうので、センナが入ったお茶や便秘薬は服用しないようにしましょう。アローゼンは病院で処方される便秘薬ですが、大量に服用すると子宮収縮・流産の可能性が高まるので注意。

漢方薬

漢方薬は安全というイメージを持っている方も多いですが、漢方の中にも妊娠に影響する成分が含まれていることがあります。漢方薬を利用する際には、必ず漢方薬局で専門家に相談しながら使用するようにしましょう。

妊娠初期の妊婦さんの薬に関する体験談

 

妊娠16週の頃に頭痛がおさまらず寝込んでしまい、体調が戻らないので病院で頭痛薬を処方してもらうことに。妊婦さんでもOKなカロナールという薬で飲んだらすぐに頭痛が改善し、痛みから解放されてとても助かりました。

 
 

妊娠の初期症状を風邪と間違え、市販の風邪薬を服用してしまいました。産婦人科では「問題ない」と言われましたが、何となく不安が付きまとう日々・・・。でも、そんな気持ちをよそに、3,000g超えの元気な赤ちゃんが産まれました!

 
 

慢性の副鼻腔炎持ちですが赤ちゃんに影響があっては困ると思い、薬をやめることに、それでもやっぱり症状が出ると痛くて辛く、医師に相談。そうしたら、ガマンするくらいなら処方薬を飲んだ方がお腹の赤ちゃんにもいいとのことでした。ストレスの方が赤ちゃんに悪影響なんですね、反省です。

 
 

妊娠前から便秘がちで市販薬を使っていましたが、妊娠が判明してからは食事&運動での解消を心がけました。しかし、3日間くらい出ないときは、ムリをせず産婦人科でもらったマグネシウム製剤を使用。薬の成分や働きについてしっかり説明を受けていたので、安心して飲めました。

 
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